挨拶は大事、というお話

 挨拶は大事、と子供の頃、よく親に言われました。中学、高校に上がると部活の先生からもよく言われました。特に高校の先生……自分の所属していた部活は剣道部だったので、なおさらに。

 正直、鬱陶しいという気持ちはありました。挨拶するのは恥ずかしいし、挨拶しても返してくれない無愛想な人がいるのも経験してましたし。

こんなことに、何の意味があるのか?

頭の片隅で疑問に思っていました。

でも、大人になってその意味が良くわかるようになるんです。

職場の人や店員さんに「こんにちは」「どうも」と挨拶すると、優しくしてくれるんです。

中には挨拶しても返してくれない人もいますが、そうゆう人はたいていシャイなだけで、あとで気楽な、仲のいい友人と話すような感じで話をしてくれます。

全ての人がそうだ、なんて無責任なことは言えません。中には悪い人がいるのも事実です。 

あぁそうです。挨拶しても、良くなるとは限らないんです。

でも、挨拶する方が、良くなることが多いんです。

だからこの先、子供ができたら「挨拶はちゃんとしなさい」と口酸っぱく言おうかなと思います。

まぁその、当分はそんな予定はないんですけどね……。